コンセプト
「調整したいボーンと同じ位置・同じ向きに仮ボーンを作り」「仮ボーンを使って思うままに軸方向を設定して」「その軸方向を本来調整したいボーンに反映させる」という三段構えの方針です。
使用モデル
今回は、「MMDに同梱されている『初音ミクVer2.pmd』をPmxエディタで開いて、そのままpmxで保存したもの」を使って説明します。
手順(1) 左親指2ボーン複製
左親指2ボーンを選択して、右クリックから複製を追加。CTRL + Dでも良いです。
元のボーンの方を適当にリネームします。それと、表示先のボーン番号を覚えておく。
(1)複製した方のボーンの表示先を(多分ズレてるので)元ボーンと揃えてから、
(2)ローカル軸設定の「>」ボタンを押す。
「Z:」欄の値をなんとなく憶えておくと良いです。ここまでで下準備が完了。
手順(2)TransformViewで軸調整
TransformViewを開いて、
(1)複製した方の左親指2を選択して、
(2)表示→視点の回転中心→選択ボーン
右ドラッグで視点を動かすときの中心が親指2の座標になるので、ハンドルの緑(y軸)と青(z軸)の輪が十字に見えるくらいの視点に持っていく。
パースペクティブはOFFの方が個人的にはやりやすいです。
ハンドルの赤い輪を掴んで、青のラインが爪に対して垂直になるように、いい感じに調整します。今回の作業の肝です。
いい感じに調整できたら、ファイル→現在の変形状態でモデル形状を更新。
調整パートはここまでで完了です。
手順(3)本来の親指2へ軸情報を反映
ボーンリストに戻って、(複製した方の)左親指2ボーンを選択し直して、ローカル軸のZ:の値が 先程なんとなく記憶した数値と変わってたらオッケー、だと思う。
右クリックからクリップボードへ複製(もしくはCSVファイルへ保存)します。
調整した親指2のデータがクリップボードに入っていれば(もしくはCSVに保存してあれば)今まで弄くり回していたモデルは用済みです。
元のpmxモデルを新規で開き直して……
ボーンリスト上で右クリックから「クリップボードから追加/更新」(CSVで保存してあれば「CSVファイルから追加/更新」)。
すると、左親指2ボーンにローカル軸情報が反映されます。
右親指2に関しては、ローカル軸を有効にして「>」を押して、左親指2の「Z:」の値を3つ共コピペして、一番左側の欄だけプラスマイナスを反転させればオッケです。
別名保存して作業終了ー
0 件のコメント:
コメントを投稿